国内旅行に出かけて何処から来ましたかと聞かれ「大垣から」「?」「岐阜県です」「??」と寂しい思いをさせられます。
関ヶ原合戦の関ヶ原はどなたもご存じのようですね。
泉の水がお酒になったという孝子で知られる養老も近隣にあります。
大垣城
関ヶ原合戦の前に西軍の拠点となった大垣城。
石田三成はここで来たるべき決戦の作戦会議を幾度となく開いたと言われています。
1635年摂津の国尼崎より戸田氏鉄が入城して明治維新まで戸田家が城主を務めました。
国宝であったのが戦災消失し復興されたもので大垣市中心部にある平地城です。
養老の滝・菊水霊泉
孝子の話を伝え聞いた天正天皇がこの地を訪れ「老を養う若返りの水」であると年号も西暦717年「養老」に改められたものです。
菊水霊泉 泉の縁に堆積した木の実が発酵して酒になることもあり得ると言われています。
日本名水100選にも入っています。
奥の細道 むすびの地
松尾芭蕉は元禄2年(1689年)の秋、約5ヶ月の漂泊の旅を大垣で終えました。世に名高い「奥の細道」の旅です。
伊賀上野出身の芭蕉は大垣在住の谷木因やその仲間と親交が深く大垣を4回ほど訪れています。
結びの句として「蛤のふたみに別行秋そ」と詠み別れを惜しんだと言われています。
川舟で桑名へ下った船町港跡近くには芭蕉と大垣との関わりを紹介する「奥の細道結びの地記念館」もあります。
ソフトピアジャパン
大垣市内に最先端IT基地ソフトピアジャパンがあります。
岐阜県の施設です。高度情報基地岐阜づくりの戦略拠点となっています。
写真は黒川紀章氏設計のセントラルタワー。
大垣の名水
地下水豊富な大垣市内には10ヶ所程に自噴水井戸が設けられており、おいしい水を求めて市内は勿論、岐阜、名古屋方面からも訪れる人々で賑わっています。
当店の抹茶アイス、グリーンソフトも大垣の名水があってこそのおいしさです。